四十を過ぎても惑いっぱなし

「四十にして惑わず」とか言うけれど、けっこう色々惑いながらもぼちぼちやってます。

国産唯一の古典インク。(プラチナ万年筆・ブルーブラック)

前回の記事がインク工房でしたので、順番からすればインク工房で作ってもらったインクを紹介するところなのですが、どの軸に吸わせるか迷ってる状態ですので紹介は後日とさせていただきます。

 

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で、撮影だけしてて紹介してなかったインクがあったのでそちらを。

プラチナのブルーブラックです。このインクは染料インクではなく、所謂古典インクと呼ばれるものなのですが…。

説明するとかなり長くなるので、こちらの記事を読んでいただくといいかと。

古典インクのブルーブラックは海外メーカーにはいくつかあるのですが、国内メーカーで現在も古典インクを出してるのはプラチナだけです。

 

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これは現行品ではなく旧タイプのボトルなのですが、インクの量が少なくなった時にはこうやって斜めにしてインクの水面を口に近づけて吸入しやすくするようになってます。

現行品はリザーバーがついてるのでこんな危なっかしい置き方をしなくても大丈夫ですが。

 

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今のとこはプレピーに吸わせてます。

 

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古典インクは書いた後に特有の反応を起こして黒寄りに変色するのですが…。

(左:筆記3日後、右:筆記直後)

若干青味が抜けた程度にしかわからないですね。紙を変えればもう少し変化が出るのかもしれませんが。

 

ちなみにこの古典インク、染料と違ってドライアップさせてしまった場合は水だけでは落ちないので、アスコルビン酸(ビタミンC)が必要です。

ドライアップさせないのが根本の対策ですが、万が一やらかしてしまった時に備えてアスコルビン酸を入手しておいた方がいいと思います。

 

 

現行品はこのボトルです。

 

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