四十を過ぎても惑いっぱなし

「四十にして惑わず」とか言うけれど、けっこう色々惑いながらもぼちぼちやってます。

NASAから依頼は受けてない。(Fisher・AG-7)

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フィッシャーのAG-7です。

アポロ11号のアームストロング船長が使っていたモデルです。

ちょいとググると、NASAが制作を依頼したとか資金提供したとか出てきますが、それはあくまで都市伝説です。

ここを見てもらえればわかりますが、ポール·C.フィッシャーが自らNASAに売り込んだというのが真相ですね。

後、ソ連もこれを100本買ってるので、「一方ロシアは鉛筆を使った」も眉唾ものですかね(これ以前には鉛筆ではなくダーマトグラフを使ってたようですが)。

 

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歴史的経緯は置いておいて、ブツの説明に戻ります。

設計が古いからか、それとも確実な操作性を求めたのか、ノックノブとは別にリリースボタンがあります。

 

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一応滑り止めの溝があるのですが、金属軸なのでここを握って書くと重心が上に来て振り回されて書きにくくなるんですよね…。

自分が使う時には溝よりも上を握ってますw

 

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スペースペンとしての本体は、軸ではなくリフィルになります。

軸のネジ込みがやたらと長いのは、万が一中でリフィルに何かあった時のためでしょうか。普通はここまでネジを長く作りませんし。

 

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真の本体たるリフィルです。3気圧の窒素が充填されていて、後ろからインクを押しています。空気でなくて窒素なのは、超低温の宇宙空間で空気中の水分が凍結する可能性を考えての事でしょうか。

これで、無重力下でも普通に書けるわけですね。もちろん、重力下で上向き筆記をしても何の問題もありません。

肝心の書き味ですが、ヌルヌルとして意外と書きやすかったです。

交換用に売られてるリフィルにはパーカータイプとして使うためのアダプターが付属しているので、リフィルだけ買って適当なパーカータイプが使える軸に入れてなんちゃってスペースペンにする事も可能です。

 

 

 

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